活動報告
日頃は三原病院のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2024年2月27日に精神科救急拠点事業の一環として、瀬野川病院共催で精神科救急関係者向け研修会を開催いたしました。
本研修会に、多数のご参加を頂き、誠にありがとうございました。
例年であれば、医療・警察・消防の関係者の方を対象に研修を開催しておりましたが、福祉・介護関係者の方も救急に関わる場面もたくさんあるため、対象範囲を広げて研修を企画し、総勢150名のご参加を頂きました。
当日は、瀬野川病院の津久江亮大郎先生に開会のご挨拶を頂きました。
第一部として、広島県精神科救急の現状と課題として、広島県健康福祉局疾病対策課精神保健グループ 主査 古井 公平様、広島県精神科救急情報センター・広島県拠点医療機関 主任 山根 寿晃様にご報告いただきました。
第二部では、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部 部長 藤井千代先生に、「精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムにおける精神科救急医療体制」と題してご講演頂きました。
今までの精神科医療では、保健所などの介入が必要な方々を医療で支えるという構造が主であったものが、今後はメンタルヘルスの課題を時々持ちながら、日常生活圏域で相互に交流を行い、主体的に社会参加をしている方々も支援の対象とし、地域で支援していく体制づくりが大切であるというお話がありました。
実際に、地域の支援者が対象者に関わりマネジメントをしてくださるおかげで、医療が必要な方がスムーズに病院に受診が出来るケースもありました。
地域支援者や行政機関等との連携をとりながら、今後も精神科救急に貢献していければと感じました。
講師の藤井先生を始め、各関係団体等、多くの方々のご協力・ご支援を得て、無事研修会を開催することができましたことに心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
また、オンラインで開催させていただきましたが、事前の配布資料が送信出来なかった方もおられ、ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。