院長ごあいさつ
特定医療法人 大慈会 院長あいさつ
「大いなる慈しみの心で」
当院のホームページを訪問いただきありがとうございます。
当院は精神科専門病院です。1961年に「三原神経科病院」として開設以来、60年以上地域の精神保健福祉に貢献して参りました。「大慈会」という法人の名称にあるように「大いなる慈しみの心で」をモットーに掲げ、こころの問題を抱える人たちに向き合い、問題の解決に向けて日々励んでいます。
当院は、精神科救急の県拠点病院として広島県東部の精神科救急を受け持ち、疾患別では、統合失調症、児童思春期、認知症、アルコール健康障害、ギャンブル依存症の地域連携拠点に指定され、2010年よりは広島県東部認知症疾患センターとしての役目も担っております。そして、不登校やいじめなど児童思春期の問題、職場のメンタルヘルス、高齢者のうつやもの忘れなど、幅広い年齢層、幅広い疾患群に対応しており、各分野において医師、看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士ら多職種でチームを作り、治療や啓発の活動を行っています。
「こころ」は捉えどころのない非常に曖昧で複雑なものです。誰しもこころが苦しくなることはありますが、精神疾患とは限りません。しかし、多くの身体の病気と同じように、誰でも、いつでも精神疾患にかかる可能性があり、精神疾患は決して特別な病気ではありません。私たちは、こころが病んだ時、精神疾患にかかった時に、正しく評価し、正しい治療が受けられるよう、支援します。ですから、不安な気持ちをひとりで抱えることなく、どうぞ病院を訪れてください。私たちは、患者さまが当たり前の日常生活を取り戻せることを願っております。
令和7年4月
特定医療法人 大慈会 三原病院
病院長 町野 彰彦