特色ある診療体制
活動報告
チーム員は、ケアマネジャーと相談しながら、はるさんに合うデイサービスを探しました。はるさんはデイサービスはお世話をしてもらう所で、自分は物忘れをするけれどお世話をしてもらう必要はないと感じていました。
デイサービス初日、1時間経つ頃には落ち着いて過ごす事が出来ました。はるさんはデイサービスはお世話をしてもらうのではなく、他者と楽しく過ごせる場であることに気付くことが出来ました。デイサービスに行くことで、食生活も安定し薬の飲み忘れもなくなり体調も良くなりました。
デイサービスに行かない日は自転車に乗って自分の食べたい物を買って食べ、掃除や洗濯をしました。はるさんは、自分の時間を有意義に過ごすようになりました。このようなメリハリのある生活で、はるさんは薬を飲み忘れる事はなくなりました。
チーム員はサービスに繋がると訪問を終了します。
今後支援をしてくれるケアマネジャーに役割を引き継ぎました。
あれから半年…
チーム員はデイサービスに行っているはるさんを訪ねました。はるさんは私たちを見ると
「ごめんなさい。どなたかは分からないんだけど…」と言い、デイサービスの職員に
「この人たちにはお世話になったのよ」と、紹介して下さいました。
はるさんはアルツハイマー型認知症で覚える事が苦手でした。
チーム員が家に訪問したことやお喋りしたことは忘れていましたが、自分のために何かをしてくれたことは覚えていました。
次回ははるさんの物忘れと生活の解説を行います。