看護部では組織文化として、リフレクションの姿勢を浸透させていきたいと考えています。最初から何でもできる完璧な人はいません。多くの経験を重ねる中で、失敗やつまずきを「課題を見つけるためのきっかけ」と捉えていただき、自ら課題を見つけ目標を持って、看護ケア技術だけでなく一人の人として自身を磨いてほしいと思います。

当院の看護師の有給取得率は81〜91％を推移しており、職員間が「お互い様」の気持ちで休暇を取得しやすい環境です。また、新入職員への教育体制や、院内外の研修会への参加など、教育のための環境も整えており、いろいろなことに挑戦する気持ちを支援していきたいと思っています。

どの部署も明るく、経験年数を問わずにお互いが助け合いながら業務に励む風土があります。

当院の大きな魅力は、様々な疾患に合わせた看護を学ぶことができる点です。教育委員を中心に年間のプログラムを作成し、興味のある分野の研修会に参加できたり、外部で学んだ知識を院内で発表することで情報共有し、今後の看護に結びつけることができるようにされています。プリセプター制度があり、新卒者や中途採用者対象で、入職後１年間のプログラムに沿ってしっかりサポートしています。さらに、当院は看護学校の実習病院となっており、看護研究にも力を入れていますので、実習指導をされたい方や学会発表に挑戦したい方にとっても、良い環境だと思います。

前職は慢性期中心の精神科病院に勤務していました。三原病院は救急指定病院であり、様々な精神疾患への理解を深め、救急対応への学びを得てスキルアップできると感じ、入職を決めました。

新人看護師は自己評価シートを用いてプリセプターと日々業務を振り返るため、自分に不足している知識や技術を確認することができます。また、先輩看護師へ質問・相談しやすい環境になっており、普段から積極的にコミュニケーションをとることが良い情報共有につながっています。チームナーシングであるため、メンバー同士の情報共有を密に行い、統一した看護を提供できるよう心がけています。

患者様の心に寄り添うことのできる看護師を目指して、忙しい際にも気配りを忘れず、心に余裕を持った看護を提供してきたいと思っています。

精神科というとどこか一歩下がる印象があるかもしれません。私自身、その印象や考えを変えたいという思いで三原病院に入職しました。一般科のように目で明らかに治療過程が見えるものではありませんが、日々心ある関わりを続けることで、少しずつ患者様に変化が見られる瞬間に達成感を覚え、日々精進しています。

午前中は主に入院患者様の検温や処置、治療、入院介助、環境整備などを行います。午後は医師の診察の介助、処置、指示受けなど日々行う内容は異なっています。決められた内容は徹底し、チーム内で情報を共有しながら、患者様の気持ちを常に考えた関わりを心がけています。共に働く心強いスタッフひとりひとりが、患者様に対して思いやりのある関わり合いを行なっており、当院の大きな魅力だと感じます。

現在、私が配属されている身体合併症治療病棟では、通常のケアに加えて身体的な処置や管理も大切な仕事です。内科、外科、脳外科などあらゆる疾患のケアを行うので、日頃から分からないことは調べたり、教えてもらったりして、根拠を持った看護ができるよう心がけています。

三原病院は広島県の拠点病院として重要な役割を担っているので、どのような患者様にも安心して治療を受けてもらえるように、精神科看護師としての専門知識や技術をしっかり身につけていきたいと考えています。プリセプターが指導や振り返り、次の目標を一緒に考えてくれるだけでなく、研修や出張も自分の興味のあるものには積極的に参加させてもらえるので、自分の目指す看護師像に沿った学習をすることができます。

実習生にとって学校から通いやすいだけでなく、地元の親戚からの評判も良い病院です。私も花祭りなどのイベントに参加してみて、職員や患者様が優しくて素敵な印象だったため、入職を決意しました。

実際に働いてみるとプリセプターだけでなく病院全体で新人を育てていると感じることが多くあります。先輩方は優しく、わからないことを丁寧に教えてくださいます。患者様との関わりの中で、接し方ひとつで人間関係が作られることを学び、毎日充実したお仕事ができています。患者様にとっての優先順位を考えて行動し、一人で仕事を溜め込まず忙しい時には助けを求め、チーム内で協力して動けるように努めています。今後は今より看護知識・技術を磨き、患者様だけでなくご家族様にも寄り添っていける看護師を目指しています。