「離れて暮らしている親が認知症かもしれない…」
そんなとき、そのままひとりで暮らしていて大丈夫なのか、身近にサポートしてくれる人がいないと病気が進行してしまうのではないか、どこに相談したらいいのか心配になります。
近くで見守りたいと思っても、住み慣れた自宅を引き払わせて子の元に呼び寄せるのも、子が仕事を辞めて親の介護をするのも、親にとっても家族にとっても負担が大きいものです。
今や認知症は、誰もが関わる可能性があり、また誰もがなることができる身近な病気です。
わが国の認知症高齢者の数は、2025年には約700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。
住み慣れた三原市で、認知症の人の意志が尊重され、よい環境で自分らしく暮らし続けるために、取り組みのひとつとして、
平成27年から認知症の人が適切な時期に医療や福祉、介護等のサービスを利用できるよう、認知症初期集中支援チームを配置しています。
認知症初期集中支援チームは、このような方への必要な支援を見極めサービスの導入をお手伝いします。
認知症を患っても何も出来なくなるわけではありません。難しくなった所を少し手伝ってもらうことで今までの生活を続けることが出来ます。
認知症に関する医療や介護の専門職によるチームです。認知症の早期診断・早期対応に向けた支援体制を整えます。具体的には、認知症が疑われる方を訪問し、適切な医療や介護につなげる役割を持っています。
現在、三原市では市から委託を受けた2チームが担当エリアで活動しています。 三原病院チーム:三原市東部・南部・中央地域包括支援センター(高齢者相談センターどりぃむ・三恵苑・ 三原市医師会)エリア 小泉病院チーム:三原市西部・北部地域包括支援センター(高齢者相談センター大空・はーもにー)エリア |
三原病院チームは、医師・作業療法士・看護師・介護福祉士で構成されており、訪問するスタッフは認知症ケア専門士の資格も持っています。
三原市在住の40歳以上の在宅で生活している認知症の方や認知症が疑われる方です。
(例)相談・訪問の費用は無料です。