特定医療法人 大慈会 三原病院

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こころと脳の病気

統合失調症の治療

こころと脳の病気

治療はどうなってるの?

この病気の治療は、お薬による治療を中心に、治療の過程に応じて、医師との面接やリハビリテーションが行われます。

薬物療法
この病気の治療の基本になるのがお薬による治療で、これを薬物療法といいます。症状の激しい急性期には、気持ちを静め、幻覚や妄想などの症状を落ち着かせるため、お薬が大きな効果をもたらします。症状が落ち着いた後も、再発予防のために長期間にわたって必要な治療です。


精神療法
患者さんの状態にあわせて心理的サポートを行います。医師との面接を通して病気や自分の症状への理解を深めることで、精神的な安定を図ります。

リハビリテーション
作業療法やリクリエーション療法、生活技能訓練(SST)、デイケアなどにより、社会生活の適応を目指します。
この病気の治療は、これら3つの治療法を症状に応じて、バランスよく行っていくことが大切です。

 


病気とつきあうために

この病気は、症状が改善して落ち着いた後も、再発することの多い病気です。その為、症状が少なくなっても、薬を少しずつ長い期間飲みつづける必要があります。「調子がいいから」、と薬を止めてしまい、徐々に病状が悪化して入院しなければならない、という例が多いのもこの病気の特徴かもしれません。

医師と相談しながら定期的に通院し、きちんとお薬を飲むことが大切です。

病気が安定すれば、たくさんの人が問題なく社会生活を送れます。糖尿病や心臓病などの慢性疾患と同じように、「きちんと薬を飲んで少し生活に気をつけて病気と付き合う」、そんな気持ちが大切です。

病気と付き合うために、以下のようなことを心がけてください。

  1. 病気に対して正しい知識をもっておく
  2. 医者に任せるだけではなく、自分自身も治療に参加する
  3. 自分と家族の特徴を知り、悪化につながるサインを知っておく
  4. 一人で悩まず、同じ体験者同士で仲間を作り体験を分かち合う
    気持ちが楽になるだけでなく、病気のサインを理解するきっかけにもなります。

 


ご家族に理解していただきたいこと

この病気の患者さんは時に引きこもったり、家でごろごろしていることが多くなります。しかしこれは「怠け」ではないのです。ご家族は小言をいったりせず、根気強く「待つ姿勢」が大切です。ご家族の接し方がうまいと、再発の可能性が低くなることがわかっています。

この病気の患者さんにとって最大の援助者はご家族です

  • 「寝てばかりいる」のは回復のためにエネルギーをためているのです
  • 本人の努力やがんばりだけでは回復できません
  • 無理な励ましは本人にとってはストレスになることもあります
  • 病気についての正しい知識を持ち、治療が続けられるように勇気づけてあげましょう
  • 小さな変化を見つけてほめてあげましょう
  • あせらずゆっくりと見守りましょう

病気のことを理解すれば、より上手な接し方ができるでしょう。その為に病院では、家族教室などの勉強会や家族会などの情報交換ができる組織を作っているところもあります。

 


再発を予防するために

この病気の再発を防ぐためには、再発の兆候を見逃さないことが大切です。患者さん自身がこのサインに気づくことが出来ると良いのですが、一緒に生活している家族が、いち早くサインに気づけることがあります。

「再発のサイン」といわれるものには、以下のようなものです。

  • 夜が眠れない、食欲が無い
  • 昼と夜が逆転した生活になる
  • わけもなくイライラして自分の部屋に閉じこもる
  • 落ち着きが無くなる
  • 突然いきいきと活発になる

患者さんの様子が何かおかしい、いつもと違う、と感じたら早めに医師に相談してください。

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