特定医療法人 大慈会 三原病院

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くすりの玉手箱

医薬品のCMで、最後に「ピンポーン」と音が鳴るのは薬事法で定められているから

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テレビやラジオで医薬品のCMを見聞きしたことの無い人はいないと思いますが、全てのCMに共通していることは何だかご存知ですか?今回はそれにまつわる無駄知識をご紹介します。

「医薬品のCMで、最後に「ピンポーン」と音が鳴るのは薬事法で定められているから」

薬事法とは、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質、有効性及び安全性の確保のために必要な規制を行うための法律です。この中には医薬品等の広告に関する事項もあるのですが、それに関連して次のような基準が策定されています。興味のある方はよく読んでみて下さい。

医薬品等適正広告基準(昭和55年10月9日 薬発第1339号厚生省薬務局長通知 別紙部分より抜粋)
第3(基準)

8 使用及び取扱い上の注意について医薬品等の広告に付記し、又は付言すべき事項


使用及び取扱い上の注意を特に喚起する必要のある医薬品等について広告する場合は、それらの事項を、又は使用及び取扱い上の注意に留意すべき旨を、付記し又は付言するものとする。ただし、ネオンサイン、看板等の工作物による広告で製造方法、効能効果等について全くふれない場合はこの限りではない。

要するに、特に注意を促すべき医薬品等の広告を行う際は、その使用及び取扱い上の注意をよく読むように一言添えなさいということです。このことに関連して、日本製薬団体連合会会長が当時の厚生省薬務局長に宛てて、以下のように報告したそうです。

「使用上の注意」の表現についての申合せ(日本製薬団体連合会報告)
1 使用上の注意を記載すべき医薬品等は、かぜ薬、アンチピリン系薬を含む鎮痛剤、抗ヒスタミン剤を含む外用剤、殺虫剤、ナファゾリンを含む目薬などとする。
(注)今後「使用上の注意」が定められる医薬品等及び製造承認の際の条件として「使用上の注意」を記載するように定められている医薬品等にも適用する。

2 テレビ広告については、CMの中で「この医薬品の使用上の注意をよく読んでお使い下さい」という趣旨にそった内容を、静止した明確な文字で、明瞭に三秒以上表現する。この場合、視聴者の注意を喚起するよう音声等も併用する。

3 ラジオ広告については、CMの中で「この医薬品の使用上の注意をよく読んでお使い下さい」の文句を音声で明瞭に三秒以上表現する。

4 新聞広告については、ゴシック体で一二ポイント以上の活字で明確に見え易い場所に「この医薬品は「使用上の注意」をよく読んで正しくお使い下さい」の文句を記載する。

5 雑誌広告については、太ゴシック体で九ポイント以上の活字で明確に見え易い場所に「この医薬品は「使用上の注意」をよく読んで正しくお使い下さい」の文句を記載する。

話をまとめますと、あの警告音は「これは使用上の注意ですよ~」と注意を喚起するためのものなんですね。とりあえず機械音だろうが口で言おうが関係無いみたいですが、こういう風にしようということで業界全体で申し合わせている、ということみたいです。

市販の薬は比較的安全なものばかりですが、それでも『万にひとつ』ぐらいの確率で重大な副作用が発生していますし、使い方を間違えれば何らかの健康被害が発生する危険性が高まります。どんな薬でも薬は薬。使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しく使いましょう!

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